昨夜のTBSのラジオにこれまで8回も南極観測隊に参加して、隊長も務めた人が出演していたのだけれど、その聞き手が若いお姉ちゃんで、南極のなんたるかも、日本の南極観測の歴史もなんにも知らない人だったのを我慢しながら聴いていたんだけれど、途中でどうしても我慢ができなくなった。
南極観測は地球物理学的にも、生物学的にも、地球環境的にも非常に重要な活動だというのに、それが全然浮き彫りにされていない。これはプロデューサーの責任だというべきなんだろうけれど、そういわれてみれば、日本の南極観測が始まった頃に比べると、確実にこの観測活動に対する注目度は減少している。JAXAのロケットばかりをマスコミは取り上げるけれど、その意義の大きさを正しく伝えて欲しい。南極観測を日本も注力するべきだと提言したのは、日本学術会議であったこともあわせて報じてほしいものだ。
