ほぼ足りてまだ欲 その先

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デモ

 昨日の新宿デモはかなり警察が強硬手段に出てきていたらしく、あちこちで小競り合いがあったようだ。新宿南口では逮捕者も出たようだし、今朝になって見ると、YouTubeに様々な動画がアップされている。3.11以降の参加者が数少ないデモあたりは警察はデモ隊を保護しているというような姿を見せながら、「速く歩け、遅れるな、前を詰めろ」を繰り返し大声で怒鳴ることはいつものことだ。彼等には、沿道の人に迷惑をかけるなという大義名分がある。ところがどうもこの2ヶ月位の間に何かいうことを聞かないことがあったら、即座に検挙しても良いというそぶりを見せだしてきているように感じる。
 そもそも、沿道の人びとに呼びかけることを目的に多くの人たちが集まって「原発要らない、子どもを守れ」と叫ぶわけだけれど、コースを許可するのに、警察は面倒の起きない、チャッチャと終わることのできるコースを許可しているように思う。許可というシステムそのものがもう既に管理なのだけれど。
 現場の公安はデモ隊を人間として、あるいは一市民として捉える気はなさそうだ。もし、いうことを聞かないのであれば、力で押さえつければ静かになると思っている。甘く見ていると公安はなんでもやるぞという脅しをかけてくる。それが権力というものになるわけだけれど、警視庁の場合、その頭領は元不良小説家の石原老害慎太郎だから、反原発デモはいくらけ散らかしても構わないとでもいうような指示が出ているのかもしれない。なにしろ彼は原発を動かしてプルトニウムを創り出し続け、核爆弾を保持するのが一流国の資格なんだとでも思っている様な輩なんだから。
 そのおかげでズルズルとその一流国から滑り落ちつつあるのがこの国であることにまだ気がつかない。つまり、風が吹いて桶屋が儲かるのデンで行くと、現場の公安警察の暴挙、暴言がこの国を滑り落ちていくことに大いに力を貸しているということになるわけで、彼等こそが(本人達は気がついていないわけで哀れそのものだけれど)非愛国者だということになるわけだ。

 今回の逮捕劇はそのきっかけがどうやら某右翼会の挑発に乗ってしまったデモ参加者が彼等に抗議に行こうとして逆に警察に抑えられたところから始まっているようだ。
 某右翼会は反原発デモの当初から必ず2-3人で大音量のスピーカーを携えてでもコースの一角、それもできるだけ通行人が多いところに居座り、「こいつらは非国民である」とか「射殺に値する」というようなことを怒鳴って挑発する。東電本社と線路を挟んだ電通通りにいたり、渋谷のセンター街入り口の反対側にいたりした。
 あのスピーカーによる大音量という奴は、デモ隊のハンドスピーカーなんかの比ではない。その汚い言葉とともに身体的にもダメージになる。こんなことを書くと奴らに喜ばれるだけか。
 しかも、彼等は必ず数人の警察官に周囲を守られているのだ。多分警察は混乱を防止するという説明をすることになっているのだろうけれど、あれはどう見ても、警察警護の元に行われている挑発行為だろう。ひょっとすると某右翼会に名を借りた警察の別働隊かも知れない。もちろんこれは冗談のつもりで今は書いているけれど、そう思っていてそうでなかったことは枚挙にいとまがないから、あながち冗談で終わらないかも知れない。
 反社会的団体のがさ入れがあると、必ずその場にテレビカメラがいて、「警察は良くやっている」というポーズを見せる。その時の画面を見ていると誰がその反社会的団体の構成員なのか、警察官なのか区別がつかないのも事実だ。
 大体がさ入れがテレビ局に知られているということはその情報を警察が流しているということで、それがあの反社会的団体に届いていないわけがない。ひょっとすると官憲から直接いっているかも知れない。それ位のことはないとはいえない。
 あ、いかん、こんなことを書くと、あたかもあの某右翼会も警察がやっているんじゃないかといっているように聞こえてしまう。

 いよいよ日本の若い力がベテランと協力してその本領を発揮しなくてはならない時となるのだろうか。