ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

萩生田光一官房副長官ってやつ

  • 強行採決なんてのは、世の中にあり得ない。審議が終わって、採決を強行的に邪魔をする人たちがいるだけでありまして。じゃあ、あの(野党の)人たちが本当に声を枯らせて質問書を破りながら腹の底から怒っているかといったら、『田舎のプロレス』と言ったらプロレスの人に怒られるが、ここでロープに投げたら返ってきて、空手チョップで一回倒れて、みたいなやりとりの中でやっている。ある意味、茶番だと思いまして、もうそろそろこういう政治のあり方は変えるべきだと思っている」(朝日新聞2016年11月23日21時45分)
  • 「私の発言で、国会運営に結果として支障を来すことになってしまった。例えに不適切な部分もあったと反省して、発言の撤回と謝罪をさせていただいた」(朝日新聞2016年11月24日16時55分)

 だから、安倍晋三は「結党以来、強行採決なんてことは考えたこともない」なんぞということができちゃうわけですね。何しろ観点が全然違っていて、正反対なんだということが良くわかります。こういういい方をするんだから「議論」なんてものをする気は端からないんです。
 こちらから見ると、茶番を演じているのはそっちの方で、この程度のことをばらまいておいて、向かっ腹を立てた(反対勢力から見れば国会侮辱に対して抗議しているのだけれど)連中が委員会に出てこないようになったら、それを見越して質疑時間をただ過ぎるのを待って採決してしまうという茶番を演じて、「議論」を尽くした、ということにして「問題はない」ということにしているわけだ。
 それを見ていて、それでもこんなやり方を平気で見過ごすことが大人だと思っている人の良い有権者というわけ。