来年の北京オリンピックに出場するチームを決定するカーリングの最終予選がオランダのLeeuwardenという街で行われていて、日本勢は女子チームだけが残っている。韓国に勝てば出場決定なんだそうだ。
ここのところずっとNHKが生中継していて、現地との間の時差が8時間なので、日本の未明に目が覚めてテレビをつけると、生中継をやっていたりして、びっくりしてね。
Leeuwardenという街はオランダの北部、北海に近いところにあって、この街に「オルデホーフェ斜塔」というものがあります。1529年から建て始めた教会だったのに、1595年に地盤が沈下してしまって傾いてしまってから、そのまま建っています。とっても奇妙です。ピサの斜塔はあんなに知られているのに、なんでこっちはほとんど知られてないのか、と不思議です。
で、この街の街並みを朝早く散歩していると、古い建物をとてもオシャレにリフォームしてある一角があって、その壁になぜか「マタハリ」のプレートがはめ込んであるんです。なんでマタハリなんだろうと思っていたんですが、そのままでした。ところがその翌2013年、なんとこの一角が大火事になって燃えてしまったとニュースで見ました。そこはマタハリの生家だったんだそうです。
マタ・ハリの本名はMargaretha Geertruida Zelleといい、1876年にここで生まれ、1903年にパリに引っ越し、上流社会で高級娼婦になりながら1917年、ドイツ軍のスパイだとして死刑になったそうで、名前だけは知っていました。
そういえば、この街で傘が壊れてしまい、慌てて駅にあった売店で安い折りたたみ傘を買ったんですが、オランダということで、オレンジ色の傘でした。日本に帰ってきてみると、とてもさせるような色ではありません。オランダがなんでオレンジ色かというと、王家の名前が「Huis Oranje-Nassau」だってところから来ているんですよね。オリンピックなんかに出てくるオランダ選手のユニフォームにはどこかにオレンジ色がありますね。スケートだろうと、サッカーだろうと。