今頃になって目覚めたってもう遅いよ、というわけで、本当に立花隆の著作は手に入らない。いや、かくいう私ですが、かつては彼の著作に関心があった時期もあったのです。書棚をぐるっと見渡してみると、「田中角栄研究」「脳死体験」「脳死」「宇宙からの帰還」「証言・臨死体験」「脳を鍛える」「エコロジー的思考のすすめ」「アメリカのジャーナリズム報告」「電脳進化論」「二十歳のころ」なんてところがあるんだけれど、大物が欠けている。この場合の大物というのは分厚いものってことだけれど。
「天皇と東大」「武満徹 音楽創造への旅」「立花隆の書棚」「日本共産党の研究」。そして「エーゲ・ 永遠回帰の海」「思索紀行」なんてのも読んだことがない。そして今やなかなか入手できない。
そういえばひと頃、保阪正康にかまけて、立花隆を軽視していた時期があったのである。もう遅い。
NHKスペシャル「見えた なにが 永遠が 〜 立花隆 最後の旅 〜」は5月7日(土)午後10:49までNHKプラスで見ることができます。