ほぼ足りてまだ欲 その先

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下々

 TBSテレビ「時事放談加藤紘一・元自民党幹事長とジェラルド・カーティス/コロンビア大学教授が「放談」。
 例の加藤紘一が麻生某の発言を批判したという番組だ。加藤紘一は言下に「良くありません、全く良くない。確かにぶら下がりで質問している記者は各社の政治部の20代の若手で、質問も幼稚なものがあるかも知れない。だけれども、彼らは新聞を読む読者の代表という立場なんだから、良くありません」と断定。
 麻生某が初めて選挙に出たときに「市民の皆さん!」と語りかけるときに「下々の皆さん!」と語りかけたという話を取り上げて「嘘だろうとあの時はいったけれど、当時の地元の新聞には取り上げられた」という事実を語った。それくらい目線が高いんだと指摘している。
 この話はとても事実だと信じられない話だけれど、事実だとしたら、今回の態度もあり得ない話ではないんだなぁという印象を持たせる。麻生某のぶら下がりの態度を見ていると、かつての劇場型といわれた総理総裁を思い起こさせる。政権与党のトップはそれぐらいの態度を取っても構わないんだとでも思いこんでいるのかも知れない。安倍ぼっちゃんが「権力のトップにある私」と自ら云ったような意識をどうしても持ってしまうのだろうか。
 麻生某はこの加藤紘一の発言に対する感想を聞かれて、立ち話(=ぶら下がり会見)だから「普通に気安くしゃべるものだと思っています」と答えているわけで、それは「普通に気安く喋ると」朝日新聞なんかにゃ答えるつもりはないし、毎日新聞なんて見ちゃあいねぇよ、と発言しているわけで、その先には朝日新聞の読者なんかに真意を話すつもりはないといい、毎日新聞の読者の価値観はくだらないとでも云っていることになりかねない。
 その前に加藤紘一は民主・小沢を、自分に対して意見するものは遠ざけながら、なぜ遠ざけたのかも説明しない態度を批判。フレッシュ(だった?)政党に昔ながらの旧態依然党首という形と解説。自らの秘書問題があったときに議員辞任までしてその信を問うた経験を語った。
 はっと目覚めたら午前6時前だったので見ることができた。キャスターは御厨貴東京大学先端科学技術研究センター教授とTBSで売り出し中の小島慶子
 (そういえば昔TBSにいた小島一慶は婦女暴行容疑で刑事告訴されて全てを失ったと記憶しているけれど、その後どうしちゃったんだろう・・・)。関係ないか。