オーケストラやビッグ・バンドでは当たり前のことだけれど、The Four Freshmenというたった4人のコーラス・グループが今でも名前が続いていて、今や全く見たこともないメンバーなんだけれど、音は正に昔からのあのThe Four Freshmenそのものなんである。昔のメンバーは最後には楽器は殆ど持たなかったりしたけれど、今のメンバーはしっかりやっている。そして、それぞれがそれぞれの楽器についても達人で、それでいてあのコーラスが保たれているのがすごい。
グレン・ミラー・オーケストラやカウント・べーシーもバンマスがいなくなってメンバーも替わっていても音が同じなのはわかるけれど、たった4人のメンバーでサウンドをそのまま保っているというのもすごいし、この実力で、こういう後継者バンドとして活動する割り切りも潔いものがある。
富士通コンコルドで来日。