地元の鞄メーカーのセールがあるという通知を随分前に貰っていたものだから見に行った。別に今の鞄でも良いんだけれど、大分弱ってきているので、何か良いものがあったら欲しいなぁと思っていったのだけれど、全然良いものはなくて、結局何も買わなかった。今時これで正解だろう。ところがおばさんやおばあさんでわんわんしている中を歩いているうちに、見覚えのある後ろ姿を見つける。あ、初夏の旅行で一緒になった人に違いない。声を掛けるとやっぱりそうだったんだけれど、向こうもこっちも名前を覚えていない。私は家に帰れば写真があるから良いやと思ったが、連れあいは帰りしなに思い出したのだそうだ。連絡先も知らぬまたわかれるわけで、人生そのものの象徴となる出会いだ。
浅草寺の隣というか、境内というか、ま、元々は神仏混交だったのだから同じだけれど、浅草神社の境内にテントが張られていて幟が立っている。何事かと近寄ってみると、秋田の「にかほ市」と書いてある。なんで、その「にかほ市」がこんなところで、ふるさとの産物を売っているのかと思ったら馬道町会連合会との縁があるんだそうだ。
昼飯はこの物産展で買った稲庭うどん。
