ほぼ足りてまだ欲 その先

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相続税脱税

 先日武富士相続税について海外居住者への海外資産の相続は日本政府に納税義務がないということが結論となり、驚くべき4ケタ億円の相続なのに国庫には一銭も入らないどころか、賠償で持ち出しになってしまった。しかし、あれだけ海外資産にできたくらいだから、実に悪いことをして商売すると儲けられるんだなぁと真面目な納税生活を送っている皆さんにとっては馬鹿馬鹿しくてしょうがない世の中である。
 ずっと前にも(これはまた随分スケールが小さいけれど)かつて新日鐵の会長、経団連の会長まで務めた齋藤英四郎が残した38億9200万円の相続のうち16億3000万円を申告しないで息子と娘が脱税したという話があった。武富士はいわゆる高利貸しだったからわんさかわんさか金が入って来ちゃうものを外に持ち出していたんだなぁと知れるけれど、いわゆるサラリーマン社長だったはずなのに、なんでそんなにたくさんの無記名割引債なんかにする収入があったんだろうかと不思議でしょうがない。同族経営の会社だったらともかく、一部に上場している企業の雇われ社長であったというのに。
 しかし、良く見ると上場されている企業でもあたかも同族企業じゃないのか、というようなとんでもない権力を振るうようになってしまう経営者というのが昔から語り継がれている。なんでそんなことになってしまうんだろうか。某インフラ供給独占企業のA西、W辺、某化粧品会社のI藤なんてぐあいにいくらでもほじくり出すことができる。勘違いしちゃうんだろうなぁ。