ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

テレビコマーシャル

 どうもテレビでコマーシャルががんがん流れる企業や業界というのは眉に唾をつけて化かされない様に(この例えはもう通用しないのかも知れないなぁ、こうやって考えるとどんどん文化が失われていくのがよく分かるなぁ)して見守っていかないとまずいらしい。例えばグッドウィルにしても、サラ金武富士にしても、駅前留学のNOVAにしても音量のダイナミックスが一段と張り上げる様な「どうだ!どうだ!これでどうだぁ!」とでもいう様なコマーシャルがあっちでもこっちでも流されていたのだけれど、ハッと気がつくともうすっかり忘れている。とにかく会社名やキャッチを視聴者(=消費者)の頭に叩き込ませるためには本人が意識しないうちに繰り返し繰り返し焼き付ける。人間は不思議なもので何回も何回も繰り返されると世の中みんながそれを受け入れていて、だからこそ信頼が置けるんだと簡単に誤解する。これだけ大々的に公的に電波を流している企業が媒介しているんだから信頼できるんだろうと誤解してしまう。こうなると電波媒体、活字媒体の責任は大変に大きい。みずから判断ができなかった視聴者・読者が悪いんで、そんなもの自分で判断せんかい、といってしまえばそれまでだけれどもいくらなんでもそりゃないだろうと思う。
 ちょっと視点が違うけれど、確かに今度問題になったブランド牛の現地に行ってみるとあっちでもこっちでも牛肉の串焼きを売っていてそれがみんなブランド牛だといっているのを見ていると、本当にそうなのかなぁとは思うが、もしそれでぽろっと欺されちゃうのがいやなら買わなきゃ良い訳で、そうかも知れないなぁと思いながら買っている人は文句を云う筋合いでもないだろうし、全く根っから信じて買っている人はそれなりに幸せなんだよという云い方もできるかも知れない。本当にそのブランドなのかそうじゃないのか私は知らないけれど、
 こう考えてみると今テレビでがんがんコマーシャルが流れる企業は要注意なのかも知れないなぁという気にもなってくる。
 もうひとつは外資のファンドが突っ込んでくる企業は利益率が高いということなんじゃないのかと思う。すると先月の株主総会で話題になった上場企業を注目してみておくと面白いかも知れない。それにしても考えてみると証券取引所というところは相当にえぇ加減なもんなんだなぁとつくづくと思うけれど、もともとこんなもんだよと居直られてしまうのかも知れない。
 偽装して喜ばれるのは「ビール」と「お笑い芸人」だけだってば。