ほぼ足りてまだ欲 その先

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不徳

 集合住宅で一番の悩みといったら管理組合の運営に違いない。これがうまくいっていない集合住宅はどんどん問題が顕在化して住民が逃げ出して行きかねないし、建築物としての信頼性に問題が発生しかねない。
 今すんでいる集合住宅は若い人たちが実に力を発揮してくれていて、纏まりがあってとても住みやすい。先に住んでいた集合住宅は規模が小さかったこともあるけれど、管理組合の運営には前向きに考えている連中が良く集まって運営をしていた。問題が起きる度にその解決が図られるとみんなは一層結束していった。ところがある日のこと、そんな管理組合に参加してくれなかったのにも拘わらず、一言も二言もいいたいという一番やっかいなタイプの住民がOさんのことを幹事である特権を使って自宅の前の廊下を清掃業者に特別に整備させたのはおかしいじゃないかとねじ込んできた。その時に私はついうっかり、この人だったらやりかねないし、それを見ていたわけじゃないから直ちに否定はできないなぁと何も言わずにいた。
 するとこのO氏がどんな態度に出たのかといったら「おまえは俺を信じていない!」と私を非難したのだ。いや、実は私の本音とぴったりだったものだから、私は何も言わずにいたら、O氏はそれ以来私を影で非難し続けているらしいということが、今頃になってわかった。いやいや、人間というのは執着心というものを持つ動物なんだな。
 これをO氏の不徳の致すところ、という。めんどくせぇ。