ほぼ足りてまだ欲 その先

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英国大使館

 アジア太平洋中の敵国大使館というのは一体全体どういうことになっていたのか、ということについて、これまでほとんどというか、全く関心がなかった。
 たまたま、豪州の新聞、The Sydney Morning Heraldの過去の記事を見ていてこんな記事を見つけた。1945年9月10日の記事だ。
 英国軍の提督が旧英国大使館にやってくると、62歳の米林さんが彼を迎えたそうだ。米林さんは1927年から英国大使館に勤務していたそうで、1942年7月29日に最後の英国大使、Robert Craigie卿が去るときに、次に戻ってくるまで守って欲しいと指示を出したのだそうだ。米林さんは妻と二人の子どもとともにスイス公使館を通して報酬を受け取りながら暮らしてきたというのである。
 できるだけ早く英国大使をここにお迎えしたいと話したというのである。