毎回おんなじことを書くことになってしまいそうだけれど、稲田朋美が「当時は合憲だった」といったという話、橋下徹が外国人特派員協会で記者会見したということはすぐにBBCが取り上げていた。しかし、問題なのは、いくら歴史修正主義者がさまざまな言い訳や詭弁を弄してももはや外国マスコミは「sex slave」という表現をやめようとはしていない。これはどういうことかというと、今外で見えているのは彼らが歴史を糊塗しようとしているというニュアンスだけだ。彼らがこれ以上国内でどんな言い方ででも強気な見解をして見せてもこれまでの印象を払拭するのは大変に難しい。ならばどうするのか。これは正面から取り組んで、門前払いすることなく、ひとつひとつ裁判ででも明らかにしていくしかないだろう。さもないとこと「戦時慰安婦」の問題にとどまらず、多くの点で世界の信頼を失う結果となる可能性が強い。
アメリカ合衆国は真珠湾以降日本人・日系人を強制的に不毛の地に隔離した当時の政策を詫びて関係者一人一人に賠償した。
