ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

独演会

 (この写真は猫ひろし本人が撮って下さいといったので撮影したものなり。)
 昨日は柳家権太楼の弟子、柳家我太楼の独演会が町屋駅前ムーブ町屋であった。半年に一回やっているらしくて今回が13回目。前回はいっていないけれど、丁度一年前の回にはいっている。
 うちからはバスで行かれるのだけれど、またつい心配症だものだから早く出過ぎて町屋の駅前の通りで喫茶店に入った。今の若い女性の喫煙者って多いんだなぁと改めて思ったのは、スモーキング・エリアで煙草を吸っている人たちの75%くらいが若い女性だったのだ。それにしてももうちょっと旨いコーヒーを出せないものなのかなぁ。
 前座は柳家花緑の弟子で花どんという。一度見たら忘れない顔をしている。若いのかと思ったらもう29歳になるんだという。それで4年目の前座だというのだから古今亭馬生さんのところの駒松とほぼ一緒だ。
 それにしても花どんってのはどうよ、てな話だけれど、前座の名前は結構むちゃくちゃについている。まだ海の物とも山の物ともわからない、ッてことなんだろうか。権太楼の門下に二つ目になりたてのさん光というのがいるけれど、彼はついこの前まで柳家おじさんという高座名だったのだ。尤もらん丈のところには小田原丈なんてのだっていた。
 我太楼の一席目は「動物園」。この話は枝雀が英語でやっているものがYouTubeにあがっている。
 ゲストは猫ひろし。また裸足で短パン。降ろしてパンツを見せる。カンボジア話でひとしきり。そのうちパンツを何枚も穿いてきて、それを脱いでは丸めて投げる。思わず「投げるなぁ〜!」と叫ぶ。彼はワハハ本舗の所属だという。
 大神楽は芸術協会の鏡味味千代。背の高い女性だなぁと思ったら、前が猫ひろしだものなぁ。それにしてもすらっとした細い腕をするすると伸ばしてバランスをとるのは格好良い!今の若い女性がこんな芸を繋いでいるというのは面白い。器用な人っているものだよなぁ。
 我太楼の二席目は「不動坊」。この種の話は権太楼門下にはピッタリてぇ奴でござる。
 終わってからいつものように近所のチェーン居酒屋で打ち上げ。今日は随分派手な騒ぎ。しまいにアルバイトの店員にまで呑ませてしまい、また、このアルバイトがうっかり乗っちまって一気呑みなんてやっちまったものだから、これまたドッと受けて大変な騒ぎ。並びの部屋にいた高齢者グループが驚いて様子を見に来たくらいだ。多分あそこの店も出入り禁止になっちゃうんじゃないだろうか。