ほぼ足りてまだ欲 その先

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ネオデジ

 さすがにここのところに来てネオデジといわれるカメラの機種開発競争に陰りが見えてきて、新機種開発の勢いがどうやら踊り場にさしかかっているようだ。
 私は今使っているネオデジ、PanasonicLumix FZ70が3台目で今はもうほとんどこれしか使っていない。長い旅行に出るときはこれに予備として同じLumixのTZ10というカメラを持って行く。TZ10は私が初めて手にしたネオデジ、OlympusのSPシリーズの初期モデルをオスロの町中で階段から転がし、動かなくなったときに急遽現地調達したというつらい思い出のあるカメラで、当時こんなコンパクトデジカメで16倍ズームは珍しかった。その壊れたOlympusのカメラは神田のメーカーのサポート店に持って行ったらろくに見もしないで「修理は1.4万円かかります」と機械的にいいながら「これだったらそれより安い値段で買えます」とかねて用意のパンフを見せられたから、あまりの誠意のなさにだったらもういいと撤収したという曰く付きだ。
 二代目は起死回生のつもりでFUJIFILMFinePix HS10という光学ズーム30倍という奴を手に入れていた。ところがその後ズーム競争が激化。40倍、50倍という機種が出て、昨年とうとうLUMIXNIKONが60倍ズーム付きを出した。我慢できずにLUMIX FZ70という機種を手にして今に至る。どうも長いものだからつい寄って撮り、ぶれて後悔するということが増えてはいるけれど、思いも寄らぬところを絵にすることができて驚いたりする。
 しかし、この先いったいどうなるんだろうか、これだけ寄れていればあとはレンズが明るくなってくれるといいなぁと思っていたけれど、多分技術的にはそれは無理なのかもしれない。これから先をやるならカメラの仕組みをもっとちゃんと覚えて一眼レフとかミラーレスに行くしかないが、そんな勉強をするつもりもない。ネオデジの時代がもしこれで終わるのだとしたらその次はいったい何が出てくるのだろうか。もっと小さくて光学ズームが大きいものが出たら、爺婆は即そっちに走るだろうか。重いのはいやだといって。
 エッフェル塔のてっぺんがちゃんとアンテナになっているのには驚いた。このサイトだとなんだかピンが大甘に見えるけれど、原画はきちんとピンが効いている。こんなカットが撮れるのもこの60倍ズームのたまものである。