ほぼ足りてまだ欲 その先

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ミャンマ

 ビルマという国がこんな変な呼称になったのは軍事政権になってからだ。ラングーンもヤンゴンなんて呼び名になっちまった。だから、軍事政権前から日本に来ている人たちはずっとビルマと呼んでいる。日本人はそんなことに斟酌しないから、NHKミャンマーと呼んでいるからそのまま呼んでいるが、これを使うということは軍事政権を正当化するということを知らない。
 何をいってんだよ、軍事政権だって、アウンサンスーチーを解放して、民生化に一歩近づいたじゃないかというけれど、実はそんなものはポーズに過ぎない。もはやアウンサンスーチーがどんなに頑張っても今の憲法下では軍事政権に勝つことは全くの不可能状態になっている。
 軍事政権はそこまでの準備をしてからアウンサンスーチーを解放した。なんでそんなことをする必要があったかというと、西側諸国がアウンサンスーチーを軟禁状態に置いたままでは、人権擁護の面から大きく逸脱していて、支援をすることができない。支援できなければ、先進諸国がビルマを生産基地化することができない。中国→マレーシア→インドネシアと動いてきた生産拠点も次に移っていく場所を求めてきた。
 ただそれだけのために先進諸国はビルマの政治を本当の意味の民主化をすることをそっちに置いておいて、とにかく投資できる形に持ってきただけなのだ。胡散臭いやつらだ。