緊急事態宣言がなされたら、今までとなにか違うのかといったら、よくわからない。だって、強制的に事態をコントロールすることができるわけではないというんだから。しかし、もしそういうことができるんだとしたら、これはこれで相当におっかない。ドイツのメルケルさんの様な指導者なんだったら、これを乱用するという危惧は相当に低いと思うけれど、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテみたいな乱暴者だったらなにをするかわからないからだ。彼はいうことを聞かないものがいたら射殺も厭わないといっている。じゃ、安倍晋三はどうかといったら、誰の見る目もメルケルさんよりはロドリゴ・ドゥテルテに近い。なんとかに刃物ということになりそうだ。
週末に外出自粛をいっていたって、週が明けたらごく普通に通勤電車に乗って出勤するという状況が続く限り、誰も真剣に外出自粛に従わないだろう。だって、それなら元の木阿弥なんだから。先週土曜日の巣鴨とげ抜き地蔵縁日を非難するなら、通勤電車も非難しなくてはならない。家の中に閉じこもっていることの意味なんてどこ吹く風じゃないか。
それだのに、通勤電車の間引き運転が議論されてんだって。なにを考えてんだ。企業は休業して通勤電車の利用を停めよ。経団連はなにをやっているのか。ぼぉ〜ッと暮らしてんじゃねぇよ。内部留保をはき出すのはこういう時だぞ。市場が疲弊するのを指を咥えてみているのか？
で、緊急事態宣言することによって、誰がどう真剣になるのか。
