倦怠感というものは、自分が怠けたいという気持ちのことかと思っていたのですが、今日はもうすっかり朝から動くこともままならず、自分を叱咤激励するようなことは近年考えられもしないので、これが倦怠感なのか、単なるいつものデレデレ生活なのか区別がつかない。
然るに、身体の節々が痛くなるに及んで、もう布団の中にゴロゴロしていてもやる気がなく、2008年6月の写真をどこに保存してあるのかも探す気がない。
一緒にワクチンを打ったつれあいはその上熱があるそうで、ずっと寝ている。それでもオリンピックのテレビを見るのは見上げたものである。
それにしても30kmもディスタンススキーでえっちらおっちら滑ってくるなんて、なんと拷問のようなレースであることか。しかも日本の選手は4人のうち最高が18位とかで、4人目なんぞは50位近い。これでも参加する意味があるのかと思ってしまうが、それがなかったら、国内の競技レベルが保てないんだとつれあいが評する。保てないんだったらそれでしょうがないような気がしないでもない。ゴールする選手を見ていたら、国名略称「AND」という表記があって、こりゃいったいどこの国だ、と思ったら、フランスとスペインの国境、つまりピレネー山脈の麓にある小さな金沢市と同じくらいの広さの国、「アンドラ公国」。人口7万人。今回のオリンピックへの出場選手は男子二人、女子三人。