ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

歩いても

 昨日一日家に閉じこもっていたので、今日は歩かないとなぁと、外へ出たら、意外と北風が強く吹いていて寒い。それでも横を歩く人に負けまいと最初からペースを上げていると、結構歩けるので、こりゃ良いやと調子に乗っていたら、最後はへとへとになる。ここまで歩いたんだから大分歩いたなぁと思って、万歩計を見たらたったの8,800歩で、ものすごくがっかりした。

 とりあえず川に向かって歩いたんだけれど、途中で、そうだ、もう一本のミモザがどうなっているのかなぁと、そっちへ方角を変える。ところが非常に残念なことにこっちは大変貧弱で、そもそも花芽が木全体についていない。非常に限定されているうえに、その花芽一つ一つが貧弱だ。一日中日が当たらないらしい。木全体が虚弱児である。今こんな言葉を使ったら顰蹙を買うだろう。

 川方面に行くと、こっちは日がな一日陽が当たるところに植わっている沈丁花に芽吹いている芽が全体にほころび始めている。花の芽がちょろっと開き始めることをほころびると表現するのはなかなかうまいものがあるなぁと妙なところに感心する。そういえばパジャマを無理やりボタンを外さずに上に引っ張って脱いでいたら、もう古くて弱っていたのか、襟の付け根がビリっと破けた。敷布だって長いこと使っていると、ビリっと破れる。話がおかしくなる。沈丁花が咲きだしたら、その場ではやっぱりマスクを外して思いっきり香りを吸い込む。

 少年野球場で、子どもたちのチームが試合をしている。今でもキャッチャーが「しまっていこぉ〜!」というと、内野も外野も「おぉ〜!」と呼応するんだなぁ。もう使い古した言葉だよなぁ。ちょっとは進歩しても良いんじゃないのかなぁ!例えば「オメェラ、エラーしたらしばくぞぉ〜!」とか。「楽しんでいこぉ〜!」とか。面白いもので、小学生の野球でも、必ず自転車にまたがったままだったりする爺さんやらおっさんの見物客がいるのである。うちに帰ってきたら、プロ野球の佐々木朗希がビシバシと160kmを超える投球で、こっちゃ眼を見張る。

 ここで、突然、そうだ、KAGOME乳酸菌飲料がもうあと残り一本になっているなぁと気が付き、界隈でこれを一番安く売っているスーパーへ行かなきゃと思い出す。自宅へ戻る、その先なので、家の前を通るのは嫌だから、ちょっとずれていく。しかし、歩きなれた道は飽き飽きして、カメラを取り出す気にもならない。スーパーへ行ったら行ったで、乳酸菌飲料だけじゃなくて他にどうしても手が出てしまう。鉄火の細巻き、鯵の南蛮漬け、豆パン、厚焼き玉子焼き風蒸しパンなんぞという不思議な商品まで買ってしまう。

 図書館によって、予約してあった「仮名手本忠臣蔵、三段目・四段目DVD」と「スリー・ディグリーズ」の二枚。そういえば仮名手本忠臣蔵を通しで見たことがないのだ。ひょんなことで国際基督教大のかつての公開講座だというものをYouTubeで見たんだけれど、それはなんと女浄瑠璃太夫と三味線の方のお話だった。あの大学はとにかく面白い学校で、私は非常に羨ましく思っているんだけれど、なんたって授業料が高い。いまどき学部生の授業料が150万円はしようというんだから。だから面白い企画が転がりでるんだろうけれど。潤沢に金があったら、こんな学校で思いっきりあれにもこれにも手を出したかったなぁと思わずにはいられない。

 1,200円床屋の前を通ったら、週末だというのに客が誰もいない。ひょっとするとこういうところに来るような客は今日はプロ野球の練習試合を見ているのかもしれない。入ろうかなという気がしたんだけれど、もうくたびれているから止めた。うちに帰ってから、Facebookのプロフィール用の似顔絵漫画を描くが、やっぱり才能がないから、うまく描けない。それでもまァ良いやとアップする。