ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」

辺見じゅんの著作である。
ラーゲリより愛を込めて」という映画の原作がこれらしい。
Amazonのaudibleで聴くことができる作品になっていたからaudible会員ってことになっているので、無料で聴くことができるんだというので落としてある。風呂に入っている時にbluetoothで飛ばして小さなスピーカーで聴いている。
風呂に入っている間だけ聞くのだから、なかなか先へは進まない。なにしろ全部聞くと8時間になるらしい。
読んでいるのは俳優さんらしいが、声の使い分けは誰がディレクションしているのか知らないが、本当に登場人物の声だとは思えないので、それが気になるのが欠点と言える。文字で読んでいる時は、そのへんを読者が自分でディレクションしているわけで、その落差は結構無視できないくらいある。タイトルから想像するに、結末はなんともなものだろう。
どうやら主人公と思しき山本の4人の子どものうちの長男が昨年末に「寒い国のラーゲリで父は死んだ」という本を出しているそうだ。長男といっても彼はもう87歳である。
 辺見じゅんは女性で、辺見庸とはなんの関係もないのだろうか。