ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

今日の小言幸兵衛

 バスに乗ったら3つ先の停留所から珍しく高学年と思しき小学生の男子が二人と女子一人が乗ってきた。
通常バスの前の左側は全部優先席だ。このバスは新型で、右側の一番前も優先席になっていた。
彼らが乗ってくる前に、白杖を持っていた老人が立っていたので、彼の前の優先席が空いたときに、立っていって「前の席が空きましたよ」といってあげたら、その老人は「良いんだよ!すぐ降りる!」と吐き捨てるようにいったので、私はちょっとムカついていた。

 白杖を持った(薄情な)おじいさんが降りると、小学生女子が右の一番前の優先席に座った。立っている人はいなかったから、別に良いんじゃないか、という気はしたけれど、なんの屈託もなく座るのが気になってはいた。すると次の停留所で大きな男子も、小さなメガネを掛けた男子もチャラチャラじゃれながら空いた優先席に座った。次の停留所で高齢の女性が乗ってきた。シルバーパスで乗ってきたくらいだから70歳を超えており、白髪で、明らかにおばあさんだ。しかし、三人の小学生は全く意を返すこともなく、じゃれていた。なにか言おうかなぁとは思ったが、それだったら自分が席を開ければいいや、どうせ次で降りるしと、バスが渋滞して止まっている間に出口扉の前に立った。その女性が座ったかどうかは見なかった。バス停が近づくと、くだんの三人の小学生も立ってきた。降りるらしい。この辺からどうしようかなぁとドキドキした。
バスが着いて、降りたときに、思わず大きい方の男子に声をかけた。

「ちょっとまってよ!君たちが座っていた席はなんだった?」
     「優先席!」知ってて座っていたわけだ。

「お年寄りが立っていただろう!」
     「はい!」知っていて座っていたわけだ。

「周りに気を配れよ!」
     「はい!」返事だけはする。

「頼むよ!」
     「はい」返事だけはする。

 知ってるんだよ。知っているけれど、やらないんだよ。

 こっちは胸がドキドキだ。彼らはどう思ったんだろう。うるせぇジジイだぜ、全く!だろうか。やっぱり見る人は見ているんだ、恥ずかしいと思っても守らないといけないな、だろうか。家の人はそういうことは教えないのだろうか。そういえば、電車に乗っても、優先席に座ることについて大半の人はルールを守ろうとしていることは感じられるけれど、平然と誰が周りにやって来ようと座り続ける人はごく普通の現象になってしまっている。小言幸兵衛は気になってしょうがない。爺でもバスや電車の中で、傲慢な態度で乗っている人はあまたいる。私はわざと窮屈に座ってみせる。傲慢なやつは年令に関係なく、いつまでも傲慢にしているが、彼奴等は家でどうしているんだろう。相変わらず傲慢なのか、それともコソコソせざるを得ないのだろうか。見てみたい。