ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。


(近所のお稲荷さんもお祭り)



 Dodgersがユニフォームの袖につけている「G」のマークはグッゲンハイムのことだそうで、Dodgersのオーナーはグッゲンハイムベースボール財団なんだそうだ。グッゲンハイムといったらNew Yorkをはじめ、あちこちにある美術館としてしか知らないから、なんで美術館が野球に絡んでいるんだろうと変だなぁと思っていた。もともとグッゲンハイムはユダヤ人の金持ちで、もとはといえば鉱山と鉱物資源精錬業で巨万の富を築いたんだそうだ。ジューイッシュのアメリカ人は19世紀の終わりごろから様々な事業で多くのカネを稼いできた。

 ところで、今日はハチャメチャにDodgersに打ち込まれたAthleticsのユニフォームの袖にはなんと「Las Vegas」のエンブレムが貼ってある。ありゃなんだというわけだけれど、このチームはLas Vegasに移動することになっている。もはやOaklandでのホームゲームは昨年で終わり、今シーズンから2027年シーズンまではホーム球場をSacramentのSutter Health Parkに移している。ここは実はSF GiantsのAAA球団Sacrament River Catsの本拠地だった。今年はAthleticsが空いている時に、引き続き試合をする、ということになっている。だから、外野の観客席は、まるで春先のキャンプ地の球場みたいな具合で、なんだか落ちぶれた感が漂う。しかし、River Catsは結構観客を集めるチームだといわれている。


 Las Vegasの目貫通りであるStripに面してMGMの南側に建っていたThe Tropicanaが2024年4月に営業をやめ、そのまま解体。この6月から工事が開始されるという。総工費15億ドル、現在のレートでいったら2,175億円という巨額な予算。そのうち3.8億ドルはネヴァダ州が融資することになっています。オークランドのこれまでの競技場はもうかなり古く、その上まわりの環境が良くなくて、観客が来たがらなかったという事情があったんですよ。NFLのRaidersは2020年のシーズンから観客収容数6.5万人というドーム型のAllegiant Stadiumに移転している。


 私はとても懐疑的だった。だって、Las Vegasといったら博打とショーの街、といっても今やほとんど博打は目に見えない。各ホテルのカジノを巡ってみたって、昔のようにあちこちで歓声が上がっているなんて見たことがない。と入ってももはや私自身がショーを見に行くということでしか行かないから、かもしれないけれどね。なにしろ、一番容易い時間つぶしであるスロットルにしたって、昔のようにコインがジャラジャラでてくるわけじゃないからつまらない。パチンコと変わらない。手持ち無沙汰そうなお婆さんがポツンポツンとやっているくらいじゃないの?そういえばもうKENOだって、聞かないよねぇ。そんな客がゲームを見に来るんだろうか。RaidersやAthleticsの地元ファンというのはできるんだろうか。


 ちなみにLas Vegas Raidersの昨シーズンの成績はなんと4勝13敗でAFC西地区のダントツのビリ。NFL全体でもJacksonville Jaguars、そしてNE Patriotsと同成績。下には3勝14敗のCleveland BrownsとTennessee Titans、そしてNFCのNY Giantsがいるだけだ。



 Athleticsは現地15日の試合ではDodgersにしこたまやられちまったけれど、そのまえは結構いい勝負をしているし、選手の平均年齢は25歳で、Dodgersの30歳から比べたら5歳も若い。これから伸びるばかりの選手たちだ。ただ、問題はずっとこの方若手ばっかりなんだなぁ。日本の桐朋高校から直接マイナーに行った森井翔太郎がルーキーリーグにいる。ここまで7ゲームに出場。22打数7安打。打点9。