ほぼ足りてまだ欲 その先

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7年前のことだから

 元仙台防衛施設局長の太田述正が日記に山形の建設業者云々のことを書いてあるとマスコミに喋った。彼は退官後2001年の参院選民主党から立候補して落選した人間だという。「額賀官房副長官から官房長に山形の〇〇(原文は建設会社名)の口添えをしているのに、動きが悪いとのクレームが入ったと××(同施設局の役職名)が言ってきた(東京新聞2007年11月20日 夕刊)」と述べている。しかし、NHKのニュースにこの人間(現職)が出てきて「なにぶんにも7年前のことなので記憶にない」という。
 直感的に思ったのは、ということはこんなことはしょっちゅうあって覚えていられないんだろうなぁ、ということである。滅多にあることでなければこんなことは「云われてみて初めて思い出した」という位が普通に考えられることじゃないだろうか・・・とこんなことをいっても「記憶にございません」で何でも終わる。額賀は「私はそんなことをしていません」といったけれど、「私の関係者も含めてそんなことをしてはいません」とは云っていない。後でどうにでもなる。例のパー券のように返せば終わる、と彼と彼のスタッフはそう思っているんだろう。
 この一連の防衛省汚職騒ぎを聞いていると、どんなことをやっていても「知らない、覚えてない」といえばなんでも通るという世の中はまずいかもなぁ。私もつい、使っちゃいそうだなぁ。