ほぼ足りてまだ欲 その先

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この際

 日本の調査捕鯨船になんやらの薬品が入ったボトルを投げつけて乗組員が怪我をしたという事件は全くもって言語道断である。公海上の出来事であるが、国際法上はどんなことになるのだろうか。これではテロとなんら変わらない。直接的暴力についてその是非を問うのは全くもって「ナンセンス」である。この点ではイスラエルの攻撃も「ナンセンス」だ。
 しかし、私はこの「調査捕鯨」は調査のレベルを超えていると思っている。あっちでもこっちでも語られ尽くされている様だけれども、「調査」は捕獲・収獲しないと調査できないのだろうか。それには今時説得力はないだろう。だから、これはもう既に商業捕獲といわざるを得ない。こういうすり替えは正しくない。
 私には捕鯨なくして今の日本の食生活が改善されないという状況にあるとは思えない。そして日本に根ざしたクジラを中心とした文化を消滅させて良いのかという論調には、文化は継承していきたいが、できるものもあるけれど、できないものもあるんだという理解が必要だと思う。例えばアマゾンの焼き畑農業は未来永劫継承できない様に。これらを語るのであれば、数々の日本国内で失われてきた「オオワシ」の生息地についてなんら語られてこなかったのはなんでなんだろう。
 しかし、一番懸念をしているのは地球上の陸地よりも大きなスペースを占める海の中の生物連鎖は鯨が増える中で大きく壊れていってしまうのではないのか、という点である。人類が大規模に鯨を捕獲し始めて以来既に2世紀近くになるのだろうか。この間海の中の食物連鎖は大きく変わったのではないのか。