ほぼ足りてまだ欲 その先

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へそは確かに曲がっている

 ま、どなたかにいわれるまでもなく、私は相当にへそが曲がっていて、皆さんが圧倒的に支持する、という対象について、どうしても合同することができなくて、アンチになってしまう。物心がついた頃には既にしてアンチ巨人であったし、無敵の若乃花だとか、大鵬なんてのは全く好きではなくて、むしろ鳴門海とか、だぶだぶしたお腹がどうにも信じられなかった大起なんてところだった。中学、高校の時代にはみんなが必ず読む太宰だとか夏目よりも田山花袋だったし、多分最初に読んだ外国文学は「にんじん」だったかもしれない。
 だから当然そうだろうと容易に推察できるように、今でも巨匠だとか、巨人とかっていわれるような、たとえば矢沢永吉坂本龍一なんてところは全く好きじゃない。だから、全く興味がない。だから何も知らない。何も知らないんだったら「好き」も「嫌い」もないじゃないかということになるのだけれど、はなはだ論理的でないことに、ハナから虫が好かないのである。傍若無人なんである。こういう人間は折角手に入れられるはずのものを最初から敬遠してあとで大損を扱くのである。
 自分でそう書いて、納得なのである。