ほぼ足りてまだ欲 その先

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通しちゃえば

塩崎恭久厚労相のサラリーマンをなめた発言が、いよいよ国会で問題になりそうだ。
 労働時間の制限をなくす、いわゆる残業代ゼロ法案を巡り、塩崎大臣が今月24日、経済人を集めた会合で「(この法案は)小さく生んで大きく育てる」「とりあえず(法案は)通す」などと言っていたことが明らかになっている。
 残業代ゼロの対象を最初は限定的にして法案を通し、その後は対象を広げていくという宣言なのだが、この大放言がテープにばっちり、とられていて、28日午前に開かれた民主党の厚生労働部門会議で山井和則衆院議員が暴露した。
 録音テープの音声はこんな感じだ。
経団連が早速1075万円(の下限を)を下げるんだと言ったもんだから、質問がむちゃくちゃきましたよ。ですから皆さん、それはぐっと我慢して頂いてですね、まあとりあえず通すことだと言って、ご理解いただけると大変ありがたいと思っています〉
 これだけで辞任ものである。(日刊ゲンダイ2015年4月28日)

 法案なんてあとでどうにでもできるんですよ、労働者派遣法をご覧なさいよ、今やダラダラ、やりたい放題のざる法に育てることができたじゃないですか。
 外国人労働者研修・実習制度だって、最初から比べてみてください。こんなにやりたい放題にできる様になったじゃないですか。ですから、これもしれっとして通せば良いんです。我慢ですよ、我慢!