ほぼ足りてまだ欲 その先

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映画「ラリー・フリント」

 1996年の映画。NHKの「すっぴん」というラジオの番組で高橋ヨシキ高橋源一郎とこの映画について語っていたのだけれど、アメリカが表現の自由に如何にフェアに対しているのか、という点について語っていた。
 それがまず何よりも「憲法というものは国民を権力の暴走から守るものだから」という前提をはっきりと語っていて、高橋源一郎も「そうそう」と相槌を打つ。
 そんなことはごく当たり前のことだけれど、あの安倍晋三のポン友たる籾井が会長を務め、政府の暴走を隠すために日夜偏った報道を繰り返すNHKの番組なのだから、痛快そのものだ。しかし、こんなこと、知らん顔で突っ走ろうとするのだろうな、安倍晋三は。
 この映画は確かテレビで見たのだけれど、これでもか、これでもかというラリー・フリントが憎々しいがそういう観点で見ると、すさまじい映画なのだ。
 彼らの話によると、アルシア・リージャー役のコートニー・ラブは本当にストリッパーの出身で、一時期ドラッグに溺れた時期があり、映画の出演に際しての保険に加入するには保険料が高くなり、監督やラリー・フリント役のウディ・ハレルソンは自らのギャラからそれを払ったのだそうだ。
 面白いことにこういう裏話を聞くと、また映画を見る眼が変わるのだ。