ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

東洋文庫の本というと、なかなか縁がないだけじゃなくて、昔から良い値段もするので、手が出ない。勢い古本となる。

 森銑三の「明治東京逸聞史 その2」を入手。近所の古本屋に随分前から(1)と二冊並んでいるんだけれど、(2)だけで2,800円と値札が貼ってあって、びっくらこいていた。なんで(2)だけなのかというと、私はすでに母校図書館の廃棄本で随分前から(1)を楽しんでいる。
 今回入手した古本は、たったの300円で「日本の古本屋」に出ていたもので、到着してビックリ。全く手が着いた形跡がない。なにしろ、スピン(栞として用いるひも)が外に出ていないでそのままになっている。嬉しいというか、ドキドキする。奥付を見ると1982年の初版9刷である。初版は1969年だと書いてある。今じゃkindle版もあるんだそうだけれど、布装丁で箱入りは現物でほしいもんだ。
f:id:nsw2072:20210923101943j:plain:w360:left 明治天皇崩御(大袈裟な言葉だ)した時、皇居前広場は人で埋め尽くされたと書いてあるんだが、当時の皇居前広場は今の皇居前広場と一緒なんだろうか。皇居前広場というと、たぶん、小学生の頃に、岡山の田舎から出てきた親戚の人と一緒にはとバスに乗って以来じゃないかと思うが、下が砂利で随分歩きにくかった記憶だ。帝国ホテルに近い芝生の側に並んでいるベンチは座ったことがあるけれど、昔は今みたいに、寝転び防止にはなっていなかった。良き時代だったのだ。

 1,200頁の「鈍器本」「東京生活史」を丸善に発注したんだけれど、宅配指定にしておいたら、ヤマト運輸の荷物フォローに「調査中(住所不明)」と出てきた。おかしいなと思って発注詳細をみたら、なんと住所の丁目以降の数字がインプットしてなかった。たぶんウェブ上の発注で埋め忘れたんだろう。さて、これはどうするんだろうと思ったら、地域の配達員が持っている電話番号を調べることができる。まともに地域のセンターの電話を探そうとすると、中央の代表番号にいってしまう。そこからの録音案内で、ショートメールを選ぶ。すると自分の携帯にメールが来て、ウェブサイトにアクセスできる。そこからこまめに該当地域を選択していくと、配達員に到達できる。電話で直に話して、無事配達依頼ができた。あぶない。