どこぞの爺さんのおかげで、75歳を過ぎると、運転免許証の書き換え有効年数はたったの三年。
その度に認知症検査を受け、高齢者特別講習を受け、教習所で運転実技講習を受け、合計して一万円をかけて書き換えることになる。
明らかに自動車運転教習所のテコ入れ政策で、これを考え出したのは、ひょっとすると竹中平蔵じゃないかというほど上手くできている。
そこへあの爺さんの母子轢き殺し事件が大騒ぎになったから、まさにお墨付きでございます。
三年間の間に認知症を発症しないとは限りません、といえばすぐさま世の中の同意は得られようというものです。
マツダの車を運転してわかったのはアクセルとブレーキの間隔というものが各自動車メーカーによって一律ではないということでした。
ホンダのフィットを運転した時は全く気にならなかったのに、マツダの教習車では同じ靴が引っかかり気味になるのです。
制度の方もさることながら、ハードの面でも踏み込む必要があるのではないかという気がします。(ペダルの話だけに、なんていったらぶん殴られちゃうか)
多くの人はご存知でしょうけれど、東京都の場合、三つの運転免許試験場の他に、運転免許更新センター(神田・新宿)、12ヶ所の警察署に付随する更新所があります。
私はいつもこのうちの近所の警察署の隣に建っている更新所で書き換えます。
もうろくに運転することはないので、もちろん金色優秀運転者ですからね。
そこは前回あったビルとは違うビルになっていました。警察署が建て直されたからです。しかし、そこで働いている人たちは警察署員ではありません。胸についている名札を見ると交通安全協会なんたらと書いてあって、そりゃなんだい、と思ったのです。
しかし、三人でここを切り回すのはそりゃ大変でしょうねぇ。
そりゃ情報伝達だって勢い早口になろうものでございましょう。
それをお爺さんは間違っちゃいけないと聞き直すもんですから、向こうもイライラするんでしょうね。
一時間ほどで、とんがった顔写真の免許証を手に帰ってまいりました。
小野照崎神社の緑がきれいでした。