ほぼ足りてまだ欲 その先

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捧げる命


 ありていに申し上げると、大日本帝國では日本国民は皇民といって天皇の赤子だといわれておった。
今になってみると、おかしな話で、じゃ、俺の両親はなんだ、ということにならなかったのかね、なんてくだらないことを考えたりしたんだ。
 天皇陛下のために命を捧げたんだね。お国のためにも命を捧げた。つまりお国は天皇陛下だった。
立派に、見事に天皇陛下のために命を捧げてくるんだといって徴兵され、はたまた、どうせ徴兵されるんだからといって、志願して兵になった。
上官たる大将は「天皇陛下、バンザァ〜イ」と音頭を取り、みんなでそれにこたえて誇らしく「バンザァ〜イ」を三唱した。

 それでアジア・太平洋戦争では、兵はおよそ230万人が死んだ。民間人を入れておよそ310万人が死んだといわれている。

 にもかかわらず、日本人は天皇家が好きみたいなんだよな。これが私にはわからないんだよな。
爺さんが兵隊にいったという人がほとんどじゃないのかなぁ。