ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

あいたた

 目が覚めてみると昨日の酒、というか今朝の酒が思いっきり残っていて、集合住宅の臨時総会に出られず。連れ合いにそっちに行って貰って私は排水系等の高圧洗浄に立ち会う。ふらふらだ。いつもの日曜日の午前中のテレビを全部見損なう。午後になって多少回復したけれど、ぼぉ〜と時間を費やす。テレビはあっちもこっちもラグビー中継なんだけれど、そんなにラグビーの好きな人がいるのが不思議でしょうがない。
 近頃はBSを中心に外国の旅行ガイド番組のようなものがいくらもあって行ったことのない街が映し出されて大変に興味をそそる。その代表番組はやっぱりNHKの「世界ふれあい街あるき」だろうか。再放送の繰り返しだけれどBSフジの「欧州鉄道の旅」やBS-TBS「世界・夢列車に乗って」「THE 世界遺産」「地球百景」BS朝日は「世界の船旅」「世界豪華列車の旅」なんてところは叶えられない夢を見せてもらえるところが嬉しいけれど、叶えられないことに気がつくのが辛い。やっぱりなんだかんだいっても、実現のできるチャンスというのはそうそう転がっているわけではない。若い頃の2-3年をつかって地球上をあちこち訪ねて、様々な考え、様々な人を知ることは本当はとてつもなく大事なことなんだということがわかるのも、それがその若い頃ではなくてこの時期になってからのことだというのがなんともはやだ。
 その2-3年が収入を確保するという面からいったら不利になってしまう世の中の仕組みなんだというのがどうも腑に落ちないのだけれど、それがこの国の閉鎖性に寄与しているんじゃないだろうか。
 テレビ朝日の「ザ・スクープ スペシャル」で福田衣里子衆議院議員肝炎法案をとりあげる。「いのちをつなぐ政治」というコンセプトは大正解。久間にまでインタビューしたのは興味深かった。
 この番組で富山・氷見の冤罪事件のことをてっきり忘れていたことに気づかされる。
 真犯人が自白した時に警察ははっきりと困惑しきっていたというのが真犯人の証言で明らかに。この犯人は連続暴行犯で、冤罪で服役した人が逮捕された後も犯行に及んでおり、その手口が非常に特徴的であるということ。そしてその年の1月、3月、8月の三件の被害者の事情聴取を記録した女性巡査が同一人物にもかかわらず、その犯行の共通性を誰も指摘していないという大不自然さ。
 当時富山県警覚醒剤所持もみ消し事件という不祥事の直後で犯人の検挙について焦っていた様子もさることながら、その冤罪が発覚するとより事態が深刻になることを憂慮したのではないかとしている。それにしても冤罪被害者がDNAサンプル採取のようなことをやられたといっていながら、県警側はそんな検査をやってはいないと否定している点もおかしい。そもそも性犯罪の容疑者からDNAサンプリングをしないということが21世紀の捜査で普通に考えられることなんだろうか。明らかに警察の捜査に問題があることが推察される。
 警察は国家賠償請求裁判中だからコメントしないというのは警察側の不利な状況を認めたようなものだ。これはもう構造的な問題なんだろう。