良く耳にする賞だという印象が強くて、1997年までは通商産業省主催の「グッドデザイン商品選定制度というものだったのが、1998年に行政改革の一環として「民営化」され、日本産業デザイン振興会が主催する「グッドデザイン賞」として再スタートしたのだということをその振興会のウェブサイトを見るまで知らなかった。食品分野でいうとモンドセレクション金賞と同じ位に良く聴く賞で、一体、どんな仕組みになっているのかも殆ど知らなかった。
随分前のことになるけれど、この賞の通産省時代に関係した人から聴いた話によると、グッドデザイン賞ですらかなりまわり持ち的風潮にあって、例えば自動車の部門なんかは明らかに順番だった印象が強いという。それまでそれほど関心がなかったけれど、そういわれてみると日本の官が絡んでいるわけだから横並びになるのは容易に想像できるわけで、なるほど、となんの違和感もなかった。
今では民営化されてそんなことが払拭されたのかも知れないが，ジャンルが多岐にわたるので、まんべんなく網羅されているような気がする。
モンドセレクションに至ってはウィッキペディアを見ると思わず微笑んでしまうという位のものである。「賞」という言葉の使い方が間違っているということだ。あれは「証」とするべきだね。
