民主党が「ハコよりも人」といって政権を執った。ところがそれは単なる選挙対策でしかなかった。震災復興のために19兆円用意したら、「こ、これが震災復興！？！」というものにまでどんどん出して使っちゃっている。税務署の耐震化は「震災復興」ではなくて「震災対策」という分野であるべきで、それは「復興」に資するとはとても思えない。
ところがその「ハコよりも人」が失敗したからとアベシンゾーはこれに上乗せして全部で25兆円にまでしてしまった。「人よりハコ」になっているのは見え見えで、なにしろ自民党を支援しているのは経団連であり、中でも土建業界だし、自民党が政権を取り返せばこうなるのは目に見えていたわけで、ほとんど違和感はない。
自民党が政権を取り返せば自営他を正規軍にしようとするのに違和感は全然ない。何しろアベシンゾーといったらそういう人間だったのだから。
アベシンゾーになってから福島の第一原発の現状はほとんど注目されなくなった。一般の人はひょっとするともう忘れているかも知れない。これからまた放射能汚染水を海洋投棄するといっているんだし、いったいメルトダウンした核燃料が今どうなっているのかといったことをみんな忘れ去りそうになっている。
「人よりハコ」になっている証拠に社会保障費は減額すると威張っている。ほとんど生活保護費を貰っている人は裏切り者だといわんばかりだ。
この国の国民はなんて人が良いんだろうなぁ。どんなことをやられても自民党と公明党に任せておけば良いんだと思っている。どんなに消費税を奪い取られても、この生活は変わらないと思っている。
