ほぼ足りてまだ欲 その先

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国立演芸場

 2月の国立演芸場・中席は「鹿芝居」だというのが概ね定着してきたなぁと思ったら今年で10年目に当たるんだそうで、そうかそんなにやってきたのかとちょっと感慨深い。今年は落語の「お神酒徳利」を原案に林家正雀さんが台本を作られたのだそうだ。行かれる限りは必ず行ってきた。今年は思いついたのがあまりにも遅く、気がついたら金曜日だけ開かれる夜の部が毎年入りが良くないので、と思ってみたらまだ空いていたのだった。
 前座は金原亭駒松があがって「道具屋」。どうもここのところはこの噺を徹底的にやるつもりなんだろうか。先日もこれだったぞ。どうやらこれなら日曜日も奴はこれかな。馬吉があがる。馬楽さんは強情灸。世之介と菊春はジャージーを着て出てきたと思ったら世之介はギターを抱えていて、二人で「テツ&トモ」の何でだろう漫才をやる。正雀、馬生と続いてここから世之介と菊春が恒例の獅子舞となる。
 鹿芝居になって女中役になった正雀の弟子、林家彦丸が一番まともだったかも知れないな。2006年から見てきた鹿芝居もそろそろ飽きてきた。