慶應義塾大学の湘南キャンパスのことを略してこう表現する。「彼は慶応だけれどSFCだよ」といわれる時には一種独特の意味が含まれている場合が多い。
しかし、今私がここで取り上げたSFCは全く違う。全日空が顧客サービスに出している「Super Flyers Card」のことである。なんでもこれでGoldとなるとチェックインや登場が優先的にでき、荷物が優先的に出てきちゃう。挙げ句にラウンジが使える。空席待ちが優先されるなんてことがあるんだそうで、これを取得する為に努力することを修行というんだそうだ。なにしろ一年間に必要なポイントを取得しないとこれはえられないのだそうで、わざわざ用もないのに、そのためにシンガポールや沖縄に連続して飛んだりしているらしい。
仕事でガンガン飛ばなくてはならなかった頃にエコノミーしか会社では乗せてくれないけれど、こうしたサービスがあると助かるという方々には意味があるのかも知れない。自分が飛行機を利用していた頃は自分が好きなフライトを選択できる余裕なんて全くなかったからこんな事を考えもしなかった。
そういえば出張の為に往復のフライトを押さえた時に、そういえばポイントがあるなぁと知り合いのその航空会社の人にポイントを使ったグレードアップをお願いしておいたら、上司が私の出張計画を変更して通告してきた。その時にグレードアップを咎められたことがあって、この人は何も知らないんだ、ということが明らかになって驚いたことがあった。
もうこの歳になってはいくら利用しても年間に一回とか二回なんだからもういいや、と思ったのだけれど、こういう世界もあるということがわかって面白かった。このシステムをネット上で検索していて分かったのは、成田空港には金を出せば利用できるシャワー室とか、仮眠室っていうものがあるということだった。仕事で飛んでいた時は利用したかったなぁ。
