ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

CM

 テレビを見ていたら、安倍晋三が大写しになったから、何ごとかと思ったら、自民党のテレビコマーシャルだった。政党のテレビコマーシャルってのにも驚いたけれど、このCMは安倍晋三の阿呆面が映る前は子どもたちだった。何人かの子どもがそれぞれのスポーツだかなんかで子どもながらにいっぱしの技術を持っていて、将来的に期待できるという連中らしい。みんな、スケボーとか、スノウボーダーなんかの、アメリカのギャングもどきな格好をする連中だったかなぁ。

 この子たちに「自分らしく生きたい」とか「自由で〜〜」とかって喋らせているんだけれど、良いかい、君たち!このおじさんと一緒に生きたら、そんなことあり得ないんだぜ、とテレビのこっちから大声で言ってあげているけど、どうも聞こえないらしい。

 卓球の張本少年が世界選手権に優勝してから、あまり成績が振るわない。テレビの松岡修造のインタビューで彼が驚くことをいっていた。あれから、上手くできないんじゃないか、そうなったらどうしようと思うと、自信が持てないんだという。それがプレッシャーというものなんだろうけれど、彼はこれまでの勢いではそんなのどこ吹く風だったのだろう。それが頂点に立ってしまったその時点から、今度はこれを失うのではないかという恐怖が迫ってきているようだ。これと同じことが多分大坂なおみにもいえるのではないか。彼女はローンが苦手だといっているけれど、ここのところ一回戦で負けてしまったかと思ったら、今度は二回戦でランク30位以下の選手に負けた。あの全米、全豪から今度は恐怖に追いかけられているのではないか。

 あのおじさんと一緒にコマーシャルに出た少年少女は「総理大臣とテレビコマーシャルに出た」と本人も、家族も、親戚もさぞかし自慢だろうが、いったいこの時点でこのおじさんと一緒に出たことがどんな意味を持つのか、ということにいつ気がつくんだろうか。そしてその意味に気がついたとき、本人はなにを感じるのだろうか。

 自由民主党の後ろというか、内側に電通がいるのだろうという私の推測は段々確信に変わってきている。広告代理店が政治に口を出す、そういう政権が安倍晋三政権だ。

 金のある政党が好きなだけ虚像、妄想を国民の脳裏に刻みつけることは憲法違反ではないのか。本当に危ない状況にこの国はいる。