昨日のMetropolitan Operaの無料ネット配信は2008年のドニゼッティのオペラ「La Fille du Régiment 連隊の娘」でございました。いや、実はこのオペラも私は初めて見ましたが、実に面白く、役者がそれはそれは達者で、楽しめます。フランス語というのはオペラに乗りやすい原語でございますなぁ。フランス語を馬鹿にした石原慎太郎にロクなことがないことを願っておきますが。アハハ！
で、大活躍はフランス人のソプラノ、Natalie Dessayでございますね！素晴らしい出来でございます。歌ももちろんでございますが、この役に彼女は正に正にぴったりで、「恋の妙薬」のロランド・ビラゾンと並び称しても良いのではないでしょうか。お前は今頃知ったのかと、どうぞせせら笑ってやって下さいまし。今頃知ったんですから。世の中知らないことばかりでございますなぁ。
テノールはペルー出身のファン・ディエゴ・フローレス（Juan Diego Flórez）でございます。ハイCを9回連続で歌う至難の業を難なくこなす、という凄腕。こういう動画をじっくりと見せて戴くと、こういう演目をMetropolitan Operaの一階で一度で良いから堪能してみたいものでございますなぁ。
2007-2008 MET
La Fille du Régiment: "Chacum le sait" -- Natalie Dessay (Met Opera)
2016年12月31日 ウィーン国立歌劇場
Juan Diego Flórez - 'Ah, mes amis' | La fille du régiment
