ほぼ足りてまだ欲 その先

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北海道ベースボールリーグ

 富良野でパン屋をやっている36歳の青年が北海道ベースボールリーグを立ち上げているのだそうだ。あの冬になると雪が降る北海道、それも豪雪地域の富良野だよ。驚いたなぁと思ったら、この青年はJICAの海外青年協力隊で、ブルキナファソへ野球指導にいっていたんだと。ブルキナファソってどこだよ、といったら、あのゾマホンの母国・ペナン、西へトーゴ、そのまた西がガーナ、その西がコートジボアールで,それらの国の北の内陸。内陸なのに土地も痩せていて、資源も出ない。最貧国のひとつ。2008年から2年間、そのブルキナファソで子どもたちに野球を教えていたのが出合祐太だ。
 富良野でパン屋を経営。午前3時前からパンの仕込み。なんでパン屋か。これなら、午後は野球指導ができるから。集まってきた選手たちは地元で午前中働き、寮で三食自炊で暮らし、午後は野球の練習。コーチがいない!今年から美唄にもうひとチーム作り、試合を重ねる計画だった。すごい!夢がある。やり直したい選手がいる。中学を卒業してそのまま来た選手もいるんだって。
 出合祐太がブルキナファソから連れてきた野球選手が高知にいるんだそうだ。四国アイランドリーグplus高知ファイティングドッグス所属、サンフォ・ラシィナは2013年、16歳で来日し、練習生となった。2015年終盤に選手登録され、今も外野手4人のうちのひとりとして登録されている。

 こんな話、知らなかった。こんな青年たちの話を知ると、早くこの状況から脱して野球ができると良いのになぁと思わないではいられない。