ほぼ足りてまだ欲 その先

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旅券

 自分の旅券が今年の10月で切れる。一年以内に切れる場合は更新を申請できる。今すぐどこかへ行く予定もないし、行くことがまだまだ安心できる状況ではないから別にいつでもいいんだけれど、思い立ったから有楽町の交通会館二階へ行く。もうずいぶん昔からここで旅券発給を受けてきた。中国へ行くときに、別途の旅券を出してもらったのもここだった記憶だ。ビザや出入国のスタンプでペイジが足りなくなって合冊なんてのをしたこともある。最後に来たのは2019年初めにつれあいの旅券の更新につきあってやってきた時だろう。今でも入る手前の両側に「写真撮ります」と書いて、旅行用品を売っている店がある。今時あそこで写真を撮る人がいるんだろうか。私はよく駅南下にあるボックスで撮った。そうしたら写真の顔の大きさが足りないと言われた。本当は大顔連なのに。本籍のところに、うちは今の住所を本籍にしてしまっているから、住所を書いたら「本籍は丁目と番号だけだ」と指摘された。そういえばもう本籍なんて意味ないだろうに。面倒だから住所が変わったら、つまり引っ越したら引っ越し先を本籍に動かしてきた。「生まれは横濱だい!」

 一週間後に受け取りにこいという。来年には旅券の申請はネットでできるようにするらしい。どうやって本人を確認するんだろうか。

 往復に銀座の三丁目から京橋を歩く。店がどんどんなくなっている。Melsaビルの端っこでやっていた花屋も無くなっていた。首都高の下のインズ-1の地下で写真を撮ったんだけれど、あそこの地下にあった「藩」という居酒屋も、蕎麦屋も無くなっていた。この二年で世の中の様相はかなり変わった。表通りにあった英國屋は昨年並木通りに移ったらしいがいまだに空き家になっている。
 しばらく銀座を歩かなかったのは確かだからなぁ。そういえば伊東屋も、この歳になると下りのエレベーターがないのが厄介で上がるのを躊躇するようになった。三階の万年筆売り場ももう上がらなくなった。一丁目の三洲屋に海鮮丼を食べに行きたいが、まあ外食する踏ん切りが付かない。そういえば八丁目の神田川へももうずいぶんご無沙汰のまんまだ。