ほぼ足りてまだ欲 その先

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犬が見張りする公園の昼寝

2-3日前にtwitterで選挙の供託金の話を書いた。

水道橋博士の話で聞いて、本当に驚いた。
参議院議員選挙の立候補は選挙区であれば供託金が300万円必要で、比例だったら600万円だというのは本当だったのだ!これじゃ、金持ちしか選挙に出られないじゃないか。

すると7千も「いいね」がつき、3千もリツイートされ、130近く返信がついた。
「そうだよ、日本がダントツで高いんだ。そんなものがない国もあるし、ほんのちょっとというところもある」というコメントがほとんどだけれど、中には「今頃そんなことを知ったのか」とか「自分で調べろ」(もちろん私は自分でも調べた)だったり「それくらい工面できないやつに国政を任せられるか」や「一定数の票を取れば返してくれる」やら「実際にかかる費用はそんなもんじゃない」とわけ知り顔がたくさん出てくる。もちろんこれに加えて、立会演説会の告知ポスターと称する党首と並んでいるように撮ったポスター費用や、事務所費用、ちらしだ、もうすでにあちこちで目にする街宣車とかかる費用は次から次だ。選挙に勝つには途方もない費用がかかる。手弁当でやろうとすると、とても貧弱な活動しかできなくて、当然票は集まらず、結果供託金まで持っていかれてしまう。本当はこんな人が国会で真剣に国民のことを考えて職務を全うしてほしいという人を選ぶことができない。
 誰も彼も勝ち馬に乗りたいと思い、本当に選挙民のことを考えている人を見定めることができない。大体、街の自営業の人たちが、本当に自民党の議員がフェアな世の中にしてくれるだろうと思っているのだろうか。町会長がいってきたからだったり、他の野党に入れたとバレたら(絶対にバレないんだけれど)どうなるかわからないのが怖い、だったりするのではないのか。いざという時に、頼みに行ったらきっと役に立ってくれるだろう体としたら、それはアンフェアな世の中を期待していることになるのではないだろうか。

 「君はねぇ、いつまでも青いことを言っているんじゃないよ、一体幾つになったというんだね」とでもいわれそうだけれど、私は成人した頃からずっとこのかた、いつかは多くの人がフェアな世の中の実現を期待することになるだろうと思っていた。でも、ずっと安倍晋三が象徴するような世の中は変わっていない。

 ようやく手に入れた。ずいぶん時間がかかった。こういう時は大きな書店チェーンが頼りになるんだと知った。