ほぼ足りてまだ欲 その先

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アンディ・ウィリアムズ

 一度だけ、アンディ・ウィリアムズを生で聴いたことがある。もう40年も前の話だけれど、その年の暮れに新婚旅行でSouth Lake Tahoeに行った。なんであそこにいったかというと昼はスキーが出来て、夜はネヴァダ側で博打やショーが見られるというリゾートだったからだ。昼間雪不足のスキーを楽しんで、夜はディナー・ショーでアンディ・ウィリアムズを楽しんだというわけで、今から考えれば豪華だった。10ドルのディナー・ショーだったけれど。
 25日になくなったアンディ・ウィリアムスは84歳だったというのだから、当時はまだ44歳で脂ののりきったあたりだったのだろうか。
 ステージにはフロントに立っているアンディ・ウィリアムズだけではなくて、スポットの当たらない、ヴォーカリストがいた。彼が上のハモをつけるのである。アンディ・ウィリアムズの曲は多くの場合音源は多重録音で彼がハモをつけている。その分をステージのライブでは誰かがやらなくてはならない。そのハモの声が実にアンディ・ウィリアムズにそっくりな声なのにはびっくりしたものだ。
 彼は表舞台で見かけなくなってから、ミズリー州ブランソンのアンディー劇場やラス・ヴェガスでステージをやっていたらしい。ブランソンという町は多くのカントリー歌手がそれぞれの小屋を持っていて、それぞれ公演を打っているという楽しい町で、老若男女がといいたいがかつての若者男女が懐メロを楽しみに押し寄せる町として知られている。中には日本人の歌手だっている。
 一度行ってアンディ・ウィリアムズの小屋を覗きたいものだと思っていた。