ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

清掃工場

 Business Journal というウェブ通信が10月3日(金)6時0分配信で「ゴミ処理施設運営受託事業は、中長期的に収益面での安定的な伸びが期待できる。それが株式市場における日立造船の強み」(証券アナリスト)と書いている。
 日立造船はスイスのフォン・デ・ロールという会社のランセンシーとして日本市場でいわゆる機械炉といわれるプラントを売っていた。実は日本の機械炉のゴミ焼却プラントのコントラクターの大半は欧州技術のライセンシーだった。他には三菱重工がドイツのマルチン、川崎重工がドイツのVKWだったか、NKKがデンマークのVolndでIHIがどこだったか、もうとっくに忘れた。唯一タクマだけが自社技術だった。
 ダイオキシンがどうのこうのという話になって、ガス溶融炉が有望といわれて一気にゴミ処理プラントへの参入者が増えた。
 その後溶融炉がどうなっているのか知らないけれど、こうした企業はみんなプラントの運営、メンテを担当する子会社を運営していて、みんなルーティンワークで儲けている。日立造船だけの話じゃないと思うのだけれど、こうした記事を見るとあたかも彼ら独特の分野のように見えてしまうわけだ。こんなことはあの分野でも、この分野でも行われているんだろうなぁ。
 もうすっかりあの業界のことはわからなくなった。談合を三菱重工がたれ込んで業界全部が一網打尽になったのがいったい何時のことだっただろう。