ほぼ足りてまだ欲 その先

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長っ話

 年寄りは話が長い。いや、むしろ長くなるといった方が良いか。昔は、多分ここから始めればみんながわかるだろうという感覚があったんだけれど、歳をとると、ひょっとするとここからじゃみんなが話をくみ取れないんじゃないか、という余計な気遣いをするのかもしれない。
 そこんところはもうみんなが知っているんだから、端折って良いンだよ、という部分を長々と話す。
 あるいは他の人がまったく興味が無くて知らないところを自分が誰かに話したくてしょうが無いものだから、事細かに話し始めたりして周りが鼻白んでいるのに気がつかない。というより、周りは(この人が歳上だから)という儒教精神に溢れていてがまんしている。
 いや、これは周辺の年寄りにも確かにいってはいるんだけれど、大いに自分にいっている。
 自分で(あ、いけね、またやった!今みんな飽き飽きしているぞ!)と気がつく。気がつくけれどもものの流れでこれを途中でやめられない。
 悲しい状況なんである。あぁ、歳はとりたくないものなんだが、多分これはみんな順繰りに回ってくるのである。