昔からリトルトーキョーのメインの通りに「chop suey」と大書した看板があります。今でもこれはあります。ずいぶん昔からそれは知ってはいたけれど、敢えて入ってみたことはありませんでした。
思い切って一度入ってみました。しかし、店に入ってみると、白人男性がホールを仕切っていて、メニューを見ると普通のオリエンタル食い物屋さんです。
古い建物をそのまま借りている雰囲気で、今更「チャップスイ」ってものを出しているわけではないのです。
しかし、戦前の米国の日本人の話を読んでいると、しばしばこの「チャップスイ」は登場します。音から聞くと、多分に中国語っぽいですね。決して英語風ではないし、日本語風でもない。いったい何だ?文脈から読むと、とにかくご飯っぽい。しかも中華っぽい。しかし、今では存在しない。
しかるに日本語ウィッキペディアではちゃんと項目を改めて大いに記載されています。どうも八宝菜をそのままご飯、あるいは炒飯に載っけちまった、というニュアンスで良さそうだ。日本でいったらそのまま「中華丼」じゃないか。あるいは「福建炒飯」も近いんじゃないか。わざわざ探すまでもないらしい。
中華丼といえば、最近あんまりこの種のものを食べないなぁ。なんでだろうか。
(最初の写真はウィッキペディアからお借りしました)