昨日相方が友人の常磐津のおさらい会に行った。ま、いってみれば和風ライブ。私は長唄、小唄、端唄、常磐津なんてのの区別が全くつかないという門外漢なので、行かなかった。会場はどこ?と聞いたら、月島だという。へぇ、中央区の公的施設でもあるのかね、と思ったら、なんと有名な高齢者対応マンションと有料老人ホームの高層ビルのうえにある集会室とかでそれでもお客は100人は来ていたというんだね。いったい、どれほど高級なのかと思ったら、入居費が1億円前後で、毎月27万円とか46万円とか払うんだってだね。そういえばここの名前が書かれたマイクロバスが銀座の中央通りに停まり、いかにも金のありそうな格好をしたお婆さんが降りるところで運転手が手を取って降ろしていたのを見たことがある。その名前はその辺のショッピングビルかなんかで、連絡のバスなのかなんなのか、いったい何だろうと思った。下にクリニックも入っていて、三食建物の中にある食堂で飯を喰うこともできるらしい。ま、もっともお金持ちの皆さんなんだから美味しいお店を渡り歩く場所も近いわけで、結構毛だらけなんだろう。15年以上居住した人には入居費の返却もないという。入居費1億円だったとしたら1年あたり666万円分だということになるから他に46万円の月額を払うんだとしたら、それが一年分で552万円だから、両方で1,200万円見当、つまり月額100万円で暮らしていることになるわけだ。ひょえ〜ッといってしまった。金があるところにはあるもんだ、と再認識する。しかし、ここだって、認知症を患ったら置いておいてもらえないんだろうなぁ。その後はお金持ちの皆さんはどうするんだろう?見当がつかない。
その上、この種の高級老人マンション・老人ホームは増えているらしい。想像がつかない。目が眩んだ。