徘徊っていうのは「目的もなく歩き回ること」なんだそうで、認知症の人たちがしばしばで歩いてしまってどこにいるのかわからなくなってしまう時は「徘徊」ではないんだ、という説明を聞いて、なるほどと思ったのです。というのは、認知症になってしまった人たちにとって、その外出は、意味があって、外出しているからなんだそうです。しかし、途中で今どこにいるのかわからなくなってしまって途方に暮れている状態だったとしてもそれは意味ある外出の結果だということです。
「あ、そうだ、昔暮らしていたところへ行ってみよう!」と思って出かけたんだけれど、実際には歩いて行けるようなところじゃなかった、ということがあり得るんですよねぇ。その気持ちは実に良くわかる。