韓国のムン・ヒサン(文喜相)国会議長は先月、慰安婦問題をめぐって、天皇陛下が謝罪すれば解消されるなどと発言し、日本政府が謝罪と撤回を求めています。
ムン議長は、革新系のハンギョレ新聞の27日の朝刊に掲載されたインタビューで、日本側の反発について「真意が伝わっていない」としたうえで、「ドイツが敗戦国なのにヨーロッパのリーダーになったのは、すべての問題に謝罪し、いまでも続けているためだ」と主張しました。
そのうえで「誠意ある謝罪が最も重要だ。安倍首相か日本を象徴する天皇が元慰安婦に、『申し訳ありませんでした』とひと言、言えば、根本的な問題が解決される」と述べ、同様の発言を繰り返しました。
(NHKニュース2019年3月27日 13時45分)
もう大騒ぎです。自民党の中には(他にもきっとわんさか湧いていると思いますが)大使を召還だ!国交断絶だ!と上を下への大騒ぎです。怪しからん、懲らしめなくてはならん!何をほざいておるのだ!てなもんでございます。それこそ80年くらい前のことでしたら、すぐさま進軍だぁ〜!と叫んでいることでございましょう。まるで、電車が故障で止まってしまっている駅で駅員に怒鳴っているおっさんのような案配です。
日本の政治家たちは謝るということにかけては実にヘタックソで、これほどへたくそな連中はおよそ見たことがございませんねぇ。「もし不快に感じた人がいるというのであれば撤回申し上げる」とかいっちゃって、「本気じゃねぇんだぜ、ふざけんなよ感」満載で謝罪されます。それって、謝罪になってませんですね。
「一体何回謝ったら気が済むっていうんだ!」というのは謝っちゃいませんよ。つまり諸々のことを含めて日本人は謝っちゃいないんですね。平気でその辺で、日本が東アジアで悪いことをしたことなんて全部嘘だから、と書き散らかしているのがいるんですから、これじゃ許してもらえるわけがない。なんせ「何度謝った」といっているけれど、謝ったと受け取ってもらえていないんです。あんなことしたんだから、徹底的に謝るしかないんですね。あ、そうか、「あんなこと」はしちゃいないといっちゃってんだから、謝るわけないか。
「ドイツが云々」をいわれると耳が痛いですねぇ。仰る通りだものだから。