ほぼ足りてまだ欲 その先

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子どもの頃

 確かに、ピーマンというものは八百屋には売ってなかった。じゃ、一体いつ知ったんだろう。検索すると明治にはもう日本にもたらされていたという。しかし、一般に普及したのは昭和30年代だという。この類い、ピーマン、獅子唐、満願寺なんてのが大嫌いなつれあいは「給食に出なくて良かったよねぇ、あったら大変だった」というのだ。トマトはどうだっただろう。私はトマトを普通に食べるようになったのは、ごく最近のことで、今でも、ちょっと面倒だったら自分の皿にはとらない。その割に、パスタを食べる時は、とにかくトマトソース絡みを選ぶ。パスタだって、子どもの頃はスパゲティなんてほとんど食べたことがない。麺類は饂飩か蕎麦だった。それもなぜか乾物屋の平たいガラスふたの箱に入っていた、生の玉を買ってきた。乾麺なんて記憶にない。なにを食べていたんだろう。

 そういえば、20年ほど前は、餡ドーナツをやたら食べていた。食べても別に太らなかった。今は、全く手にしなくなったのに、無制限に太る。なにを喰っても太る。体重は増え、腹が驚くほどに出てきた。それもこの20年の間だ。それまでは腹なんて出てこなかった。やっぱり食べ物の種類が驚くほど増えているからなのか。