ほぼ足りてまだ欲 その先

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1970年

 今から半世紀前というと、1970年ということになる。この年はいろいろなことがあった。大阪の万博もあったけれど、私は一度も行ったことがない。どうせ人混みだ、と思っていたからだ。当時学校の4年生で、大学の同級生は次々に就職の内定を貰っていた。私が内定を貰ったのは多分7月の終わり頃のことだったと思う。
 就職が内定してから、ナホトカ経由シベリア鉄道で欧州へ渡ったものは、当時珍しくなかった。横浜港へ船で出発する友人を見送ったことも記憶にある。なぜか、ハンカチを振った。そうするものだった。私は欧州には全く興味がなかった。なぜだかわからない。
 夕飯時にテレビで見ていたテレビ東京に出てきたサルデーニャ島生まれのイタリア人、ドリアーノ・スリスは46年前(つまり、1974年か?)に日本人の奥さんと一緒に来日。越前琵琶の修復師・吉塚元三郎に弟子入り。今ではイタリア館福岡館長。「YOUはなにしにニッポンへ」の動画を見ると、奥さんの一枝さんはやっぱり1970年にイタリアへ渡り、そこで彼に知り合ったといっている。
 当時欧州へ渡り、現地の男性と結婚した女性というのは、もう枚挙にいとまがない。逆のケースはほとんど知らない。