本

シェーカーへの旅―祈りが生んだ生活とデザイン (住まい学大系)

　一昨年の暮れに地元図書館の廃棄本で入手したこの本がとても濃い内容で、これを読むとシェーカーの足跡をこの本をガイドブックとしてたどってみたい誘惑に勝てない。しかし、彼等のあの恐るべきストイックさはどうだ。その歴史の中で時々垣間見えるアメリカの開いた口が塞がらないほどのストイックさというのは、こういう部分から醸成されてきたのかもしれないと思ったりする。